茨城お散歩

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2011年 01月 17日

石岡の看板建築めぐり その1 ~石岡市~

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昭和初期の時代を思い起こさせるようなレトロな雰囲気の建物。
ちょっとノスタルジックな気分になりますよね。

石岡市の街中には、「看板建築」という建築様式で建てられた建造物が残っています。
上の写真の「十七屋履物店」さんと「久松商店」さんも看板建築の建物で登録有形文化財にもなっています。
昨年、NHKの「美の壺」という番組でも紹介されていましたね。

そんな昭和の懐かしい雰囲気が残るを石岡の街を、看板建築で建てられた建物を探しながらお散歩してきました。


さて、「看板建築」というのはどのようなものかご存知ですか?
僕は以前石岡市まちかど情報センターに立ち寄った際に頂いた観光パンフレットで、初めて「看板建築」という言葉を知りました。


「看板建築(かんばんけんちく)」とは、関東大震災後の昭和2~3年頃に、商店などを建てる際に用いられた建築様式です。

その典型的な形と特徴は、

・木造2階建て瓦屋根の店舗兼住宅で、建物の前面が平な面になっている
・建物前面の平な面の部分に銅板やモルタル、タイルなどで洋風な装飾が施されている


です。

建物の前面をキャンバスにして様々な意匠が施されたものが、まるで大きな看板を取り付けたように見えることから、「看板建築」と呼ばれるそうです。


石岡では昭和4年3月14日に起きた大火で市内の大半の建物が焼失してしまいました。
大火以前に建てられたものもありますが、現在見ることができる看板建築のほとんどは、その後に建てられたものです。


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大火以前の昭和3年に建てられた「平松理容店店舗兼住宅」。登録有形文化財。
石岡で多くの看板建築を手がけた左官職人「土屋竜之助」が最初に手がけたものだそうです。


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ギリシアの建物のようなデザインですよね。
装飾は石のように見えますが、モルタルを使用して「モルタル洗い出し」という方法で造られているんです。
まるで石のような質感ですよね。


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こちらは昭和5年ごろに建てられた「大和田家貸店舗(喫茶店四季)」です。
長屋型看板建築で、1軒は現在「喫茶店四季」というお店になっています。
こちらも登録有形文化財。


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コリント様式”風”の柱頭飾り。
わからなかったので(^-^;ちょっと調べてみました・・・コリント様式というのは、ギリシア建築様式の一つで、上下二段に互い違いに配置されたアカンサスの葉や茎の模様の装飾の上に、渦巻き飾りがある柱頭飾りだそうです。

「~風」なので厳密にはコリント様式ではないんでしょうけど、こういう洋風デザインを左官職人がコテで作り出していると考えると興味深いですよね。


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屋根の上には煙突風の突起物。
3本もあります。


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アーチ型の窓飾。


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ちょうど建物の中心あたりにある柱で左右デザインが変わります。
向かって左側はアーチ型の窓飾りだけど、右側は違いますね。
柱頭上の部分のデザインもちょっと違っていますよね。


こんな感じの看板建築が石岡市内にはまだまだあります。
次回も石岡市内の看板建築めぐりをご紹介したいと思います(^-^)。



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by ibaraki-sanpo | 2011-01-17 00:44 | 石岡


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